決断できない人必読「立川志の春」の決断の方法

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決断をする!

それが大きなものでも小さなものでも迷ったり悩んだり、人に相談したりと大変です

ましてやそれが人生を左右する大きなものならばあなたは何を信じて決断を下しますか?

少なくとも後悔しない決断の重要な一つの要素は自分で決めることです

なぜなら、それは自分の人生だから

たった一度、たまたま立ち寄った落語会を鑑賞して

米国イエール大学卒業、三井物産入社3年目の若者が1年後に落語家に入門しました

たった一つのプライドはやめないこと

 

直感力で決めた結婚のようなもの?生涯の人生を落語で生きる

たまたま鑑賞をした師匠でもある立川志の輔の落語

 

それが人生を大きく変えた

 

落語家を目指したことも、落研に所属していた訳でもない帰国子女でバイリンガル、後にイエール大から三井物産勤務を経た若いサラリーマンが一夜にして落語に魅了され1年後には会社を辞め入門を果たす

 

落語家に弟子入りするというのは付き人(前座見習い)から始まり、前座を経験し長い修行を続けたのちに二つ目に昇進を果たし更に10年ほどの修行をしたのちに真打を目指す階級の世界です

 

余程の覚悟がないと挫折するでしょうし経済的にも決して楽でないはずです。

 

エリートサラリーマンが全てを投げ打つ勇気とは一体どんな心境なのでしょうか?

飛び降りる意識すらない決断

立川志の春さん
 満員電車でお年寄りに席をゆずる時に自然に席を立つでしょ。年寄り扱いするなとか、偽善者と思われないとかいろいろ考えると決断できない、意識としてはそのくらい自然でした

落語の世界に飛び込んだとか清水から飛び降りるとか大げさな決意は感じなかったそうです

 

ひたすら弟子になりたいと志の輔師匠に直談判

 

”弟子になるっていうのはサラりーマンを続けながらできるもんじゃない、やめといたほうがいいね”

当然そんな経歴を投げうって落語家になるとは思われないので軽く断られる

 

もちろん家族や周りからも反対はされるので相談はしない

 

立川志の春さん
相談すると流されてしまうでしょ、それに相談相手が良かれ思うことが必ずしも自分にとって良いこととは限らない

 

相談すると人には可愛がられるだろうが結局決断は自分でしなければならない

 

大きな決断だが直感を大切にするが直感なので説明はできない

 

決める、決めないの理由付けは後からするもので信じることのほうが大切だというのが志の春流

相談するというのは迷いがあるから、ある意味止める理由を作りたいから、その理由を他人のせいにするためなやめといたほうがいい

 

立川志の春さん
相談はしないが決める時に基準となる人ならどう考えるのかとは思います。今なら師匠だったらこのひらめきはどうするだろう・・・が決断の基準になります

決断とは自分で行うことだから相談はしない、判断材料はあの人ならどう考えるかを自分で考えること

 

自分を壊す勇気~現状から一歩踏み出したいあなたの背中を押す本~

出典amazon

たった一つのプライドを守る決断力

現在二つ目の志の春さんは普通5年と言われる前座を8年かけて卒業しています、前座時代はいつでも師匠と繋がっている状態なのだそうです

 

主な仕事は運転手、落語の稽古よりも道を覚えるのが仕事だという

 

今の立川一門は故立川談志が落語協会を離脱して創設した流派なので寄席には属さない

 

一般的な落語家たちはどの一門も寄席で修行を行うが、立川一門は師匠との生活に密着しながら生き方を学ぶ

 

携帯電は肌身離さず、電波の繋がらない地下にはいかない、銭湯でお風呂に浸かっている時もジップロックに入れて入浴する・・・

 

元風呂屋経営者の僕としては看過できないようなことも言っています

 

帰国子女でアメリカの大学を出た志の春さん、ただでさえ個人主義の国で日本の文化にも馴染んでいなかったのが過酷な師弟関係でボキボキに心は折れていたと思うのですがたった一つのプライドを持ち続けていたそうです

 

立川志の春さん
絶対にやめないということだけは決めていました。「やめない」というプライドだけに重点を置き他の雑念は無視する、やめたら終わりだからその選択肢は絶対に持たないこと

重い言葉だと思います

 

止めることが自分のプライドを崩すことになる、たった一つのプライドを保つためにどんなことがあっても切れたり、投げたりすることはしないという決断をしたそうです

あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント (星海社新書)

出典:amazon

 

立川志の春さんから学ぶ落語家は究極の接客業

前座時代の生活は人間関係のすべてが師匠との繋がりの人たちです

 

師匠がどう考え、どうして貰いたいのか、落語家の師匠一人を見続けるということは師匠だけでなく師匠の周りも見続けるということです

 

師匠を取り巻く人間関係、それは私生活においても、寄席のお客さまとの関係であっても、そのすべてに気を配る

 

自分以外の一人の人間をとことん見続け、仕えることで客観的な間の取り方を身につけるというのは理にかなった方法のように思えます

 

帰国子女でもある志の春さんは普通の日本人以上に間の取り方を身につけるのに時間がかかり苦労されたようです、二つ目昇進に時間がかかったのもそれが現認でしょう

 

落語家の命は間の取り方だと言います、そしてそれは究極の接客業です

落語家立川志の春一進一退の日常で人間関係のあり方に是非とも参考にしてゆきたいと思います

 

この記事はキクタス提供『人生に響くインタヴューマガジン「キクマガ」』を聴取して学んだこと感じたことを記事にしております

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ono@comima.info

おのやすなり 日本コミュニテイー・マーケテイング研究会(通称コミマ) 代表 「社員のための社長史」「現代から見たあなたの過去と未来」「my life my art」などライフストーリーを伝えたいメッセージに変換し、発信を行っています。 1964年生まれ:大学卒業後、宝飾・アパレルチェーンにて、ストアマネージャー、エリアマネージャーとして勤務。その後温浴レジャー事業プロジェクトを計画していた企業に転職。取締役事業部長として複数の温浴施設、飲食店の開発、運営に携わる。 組織運営、顧客との関わりの中で重要な「理念」を伝えることを目的として会社設立。

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